新生児とは一般的に生後4週間としてます。
四頭身であたまでっかち。頭のてっぺんはべこべこしています。これは頭の骨がしっかりと閉じておらず、泉門と呼ばれる部分が開いてるためです。
骨自体も薄くやわらかく、頭部を支える筋肉が未発達なので外傷をうけると脳へのダメージ大きい。
【アドバイス】
帽子は、そのやわらかいあたまをショックからまもる為もあり、日よけや防寒のためだけではありません。
視力は0.01〜0.05あり明るさや暗さを区別することができます。物ははっきりとはみえていないようですが、30cm先ぐらいの距離であれば物があることはちゃんと認識し、特に赤いものは認識するようです。
授乳の時、お母さんの顔がうっすら見えてます。
生まれた直後から音には敏感です。
大きな声や音に驚いて手足をパットと開き、しがみつこうとします(モロー反射)
かすかに匂いを嗅いでます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、ほとんどが鼻だけで呼吸をしていて、口呼吸は上手にできません。穴が小さく分泌物も多いので鼻づまりに注意しましょう。
乳首や指などが唇やその周辺に触れるとそれに吸いつこうとします(吸てつ反射)
赤ちゃんが生まれた時から飲めるのはこの反射の為です。
手に触れる物を握ろうとします(把握反射)
W字型にひじを曲げているのが、自然な姿です。爪は鋭く、肌が傷つきやすい。
ひざを曲げたカエル足のようなM字型が自然な状態です。
股関節脱臼の防止の為にも無理に伸ばしたりしめつけたりしないようにしましょう。
へそのおは、生後1週間で自然にとれます。
へそのおが落ちたあとは、小さな傷がのこりますから、ばい菌がつかないように衛生的に扱いましょう。
とっくり型のような胃で、消化吸収が弱く、おしっこやうんちの回数が多いです。
赤ちゃんの呼吸は、おなかをふくらませたりへこませたりする、腹式呼吸です。おむつを当てたり、お洋服を着せるときは、おなかがきつくならないように注意してください。新生児の呼吸数は、平均1分間に40ぐらいで、泣いた後などは50にもなります。
角質層が大人の約2分の1で薄く刺激に弱くデリケートです。水分量が体の約70%もあり、新陳代謝が活発で汗っかき。皮膚の脂肪の分泌が多いために顔に新生児にきびと言われるブツブツができ、とくに1ヶ月の時がいちばんひどくみられるようです。
ケアーの基本は皮膚を石鹸で洗い、清潔にすることです。
赤ちゃんは体温調節がうまくできません。できるだけ室温で調節して薄着にするのが理想です。
室温は20〜25℃くらいが適当で、暑すぎない、寒すぎないように注意しましょう。
湿度も60%くらいが理想で乾燥させないように部屋の湿度にも気を付け、換気にも気をくばりましょう。