トイレに行きたい!
トイレは楽しい!
そう思って欲しいと、トイレの壁にお子さんの好きなキャラクター等のポスターを貼ったり、キャラクターの補助便座を準備される方もいます。
確かに、トイレに行くことを喜んでくれた方が、トイレトレーニングはスムーズに進めることができます。
しかし、トイレトレーニングを行う上で重要なのは、
“トイレ=排泄場所である”
ということを、子どもが認識することです。
その為には“トイレ=遊ぶ場所”になってはいけません。
1度“トイレ=遊ぶ場所”と認識してしまったら、その認識を変えるのに時間がかかってしまいます。
私のセミナーでも、
「子どもが好きなキャラクターの補助便座を買ったら、喜んでトイレに行き、座るのですが、補助便座で遊んでいるだけで、全く排泄をしません。」
というお悩みを相談されることが、非常に多いです。
お子さんの好きなキャラクター等のポスターを壁に貼ったり、補助便座を準備してあげると、喜んでトイレへ行くと思います。
でもそれは
「トイレへ行くと、あのポスターを見れる!」
「トイレへ行くと、あれ(補助便座)で遊べる!」
という思いからの可能性が非常に高いです。
補助便座は排泄をする時に座る物ではなく、トイレで遊べるおもちゃとなってしまいます。
ポスターも、観ることに集中してしまい、排泄へ意識は薄れてしまいます。
これでは、お子さんが喜んでトイレに行っても、意味が無くなってしまいます。
お母さん達の本当の願いは
「トイレへ喜んで行き、排泄をすること」です。
トイレへ喜んで行くためには、お子さんが“トイレで排泄をすることが気持ち良い”と知ること。
パンツやおむつの中で排泄するより、トイレで排泄する方が気持ち良いと感じることで、
「トイレで排泄したい!」という気持ちが強くなります。
その為には、トイレで排泄した時に
「トイレでオシッコ(うんち)をすると、気持ち良いね!」
と声を掛けること、そして、その成功体験を増やしていく必要があります。
成功体験を増やすためには、
・タイミングをみてトイレへ連れていくこと(1歳頃の排泄間隔は約45分)
・排泄に集中できるトイレ環境を作ること
上記のことが必要となります。
お子さんが排泄に集中できるように、トイレ内には遊びに繋がる物を置かないであげて下さいね!