出産・育児について

赤ちゃんへ、いつ、どんな言葉をかける!?

出産・育児について

「あ〜あ〜。」
「うぅ〜。」
こんな言葉が、生後2か月頃から聞かれるようになります。

喃語が始まるこの時期、赤ちゃんは首を回し、話している人の方を向こうとします。
声を掛ける時は、赤ちゃんの名前を呼んであげましょう!

赤ちゃんに声を掛ける時のポイントは
・少し声を高くする
・文章は短くする
・繰り返す
・リズムをつける
以上です。

上記のことに気を付けて声を掛けると、赤ちゃんが聞き取りやすいそうです。
また、言葉をキャッチしやすいと言われています。
自然にそうなっていることが多いですが、意識をすることで、赤ちゃんも言葉をより聞きやすくなります。

どんな時に、どんな言葉をかけたら良いか分かりません!
という方は、まずは挨拶からしてみましょう。

目が覚めたら、
「おはよう。」
寝る前には
「おやすみ」
と、笑顔で挨拶をしましょう。

そして、授乳前には
「おっぱい。おっぱいを飲もうね!」
(”おっぱい”という単語を繰り返します。)
授乳後は
「お腹いっぱいになったね!」

おむつ交換時には
「おむつ。おむつ変えようね。おしっこが出たね。気持ち悪いね。」
(”おむつ”という単語を繰り返します。)
交換後は
「すっきりしたね。」
「気持ちいいね。」

入浴時には
「お風呂。お風呂に入るよ。」
(”お風呂”という単語を繰り返します。)
入浴中には
「体(髪の毛)を洗うよ。」
など、赤ちゃんへ”今から何をするのか”を言葉にして伝えてあげると良いです。

日々繰り返されることで、言葉と行動が繋がるようになっていきます。
言葉と行動が繋がってくると、
「今から何が起こるの!?」
という不安感は薄れ、
「おっぱいを飲もうね!」
という言葉を聞くと、
「おっぱいがもらえる!」
と理解し、泣き止むことも増えてきます。

声を掛ける時は、笑顔で!
お母さんの表情が豊かだと、子どもの表情も豊かになります。
また、感情を表す”嬉しい”、”悲しい”、”楽しい”、”寂しい”なども、言葉にして伝えてあげましょう。

そうすると、
「今、自分が感じている感情が”楽しい”なんだ。」
ということを、赤ちゃんが理解できるようになります。
言葉と行動と同じ様に、言葉と感情も繋がるようになります。

お子さんが2〜3歳になる頃に、自分の感情を自分の言葉で言えるようになれるように。
感情を言葉で表現できると、お子さんは勿論、お母さんもとても助かりますよ!

日々の生活の様々な動き、そして感情を言葉に出し、親子で共感してみて下さい。
最初はぎこちなかったり、違和感があるかもしれません。
しかし慣れてきたり、赤ちゃんからの反応があると、楽しくなってくると思いますよ。

育児マイスター 磯部一恵
モンテッソーリ教育の国際免許、おもちゃコンサルタント等、子どもの育ちに関する多数の資格を保有。お母さん達に向けて「子どもの心身の健やかな成長をサポートする方法」「子育てをもっと楽しめる心の在り方」といったセミナーを企画・開催している。
1男1女の2児の母として、子どもの心と身体に寄り添った子育てを実践している。

☆セミナー開催情報等は下記URLから
http://childcare-meister.jimdo.com/

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