お子さんの言語発達のサポート方法で、
とてもお勧めなのが・・・
生後半年頃から、意識して物の名前を伝えること!!
特にお勧めなのが、野菜や果物などの
食べ物の名前を教えてあげることです。
切る前の物を手渡し
「りんご りんご りんご」
と3回、ゆっくり伝えます。
実物を触り、
それから名前を聞く。
りんごの重さ、
大きさ、
香り、
これらを体験することと同時に、「りんご」という名前を聞くことで、実物と名前が結びつきやすくなります。
この時
「りんごです」
と言わないように気をつけましょう。
持っている物(実物のりんご)=りんごです
と勘違いしています。
物の名前のみ
「りんご」
と伝えるようにします。
口を大きく動かし、
ゆっくり、
ハッキリ
発音してあげると、とても良いと思います。
離乳食を始めているお子さんであれば、
目の前でカットし、
食べられる状態にし、
再度
「りんご りんご りんご」
と伝えます。
すると、重さや大きさ、香りに加え、
味覚でも「りんご」を体験することができます。
聴覚、視覚、嗅覚、触覚
そして味覚で体験すると、
より記憶に残りやすくなります。
そういった意味で、食べる物の名前は、とても伝えやすいですね!
お料理をする時、お子さんもキッチンに一緒に行き、
ぜひ名前を教えてあげて下さい。
食への興味にもつながりますよ!
名前を伝える時に気を付けて欲しいことは、
犬は
「いぬ」
猫は
「ねこ」
車は
「くるま」
靴は
「くつ」
と、正しい名前を教えてあげること。
わんわん
にゃんにゃん
ブーブー
くっく
を代表とする、いわゆる「赤ちゃん言葉」。
「発音しやすそうだから」
「可愛いから」
といった、様々な理由から使われる方もいらっしゃると思います。
確かに発音がしやすいかもしれません。
でも、私はお勧めをしていません。
”わんわん”と覚えた犬を、
いつの日か”いぬ”と覚えなおさないといけない。
”にゃんにゃん”と覚えた猫を、
いつの日か”ねこ”と覚えなおさないといけない。
それは、小さい子どもにとって大変なことだと思います。
なぜ”わんわん”ではダメなのか。
”わんわん”と言うことを教えてくれたのは、お母さん。
なのに、急に”わんわん”ではなく、
”いぬ”
と言うように言われる。
これを理解するのは、とても難しいと思います。
混乱を招く可能性もあります。
いぬも
ねこも
車も
くつも
練習すれば、発音することは難しくありません。
子どもの混乱をさけるため、
いわゆる「赤ちゃん言葉」は避けてあげて欲しいのです。
名前を伝えること、
ぜひ親子で楽しんで下さい!