出産・育児について

お茶は、自分で準備します

「できた!」
を増やすことで、子どもの自信と自立心を育てることができます。

小さな子どもも可能で、
家庭で取り入れやすい、準備しやすいことの1つ。
「飲み物をグラスへ注ぐ」

お子さんは食事の時、グラスを使っていますか?
マグやマグカップを使っている方も多いかもしれません。
もし可能であれば、グラスを準備してあげて下さい。

出産・育児について
(生後5か月頃の息子)

生後5〜6か月頃になると、グラスも上手に持ち、
口まで運べます。
傾けるのは、最初の頃は難しいため、指でそっとグラスの底を傾けてあげたりとサポート
をしてあげて下さいね。

私の2人の子どもは、生後4か月頃からグラスを使い、湯冷ましを飲んでいました。
生後5か月頃には、サポートなしで上手に飲めるようになっていました。

グラスの選び方は
・耐久ガラス(落としても割れにくい)
・ショットグラスの様に小さい物(子どもの手の大きさに合った物)
ストレートの物より、上に向かって少し広がっているデザインの物の方が、持ちやすい様です。

「割れない?」
という心配もあると思います。
しかし、プラスチック性のカップとグラスだと、お母さん達の扱い方も自然と変わります。
グラスを扱う時の方が、より丁寧になります。
お母さんの様子を観察している子どもは、
お母さんが扱うように、丁寧にグラスを扱います。

我が家では、息子が使っていたグラスを、妹である娘も使っていました。
子どもがグラスやお皿を割ったことは、1度もありません。

子どもが1歳半頃になったら、
ピッチャーを準備してあげて下さい。

この頃になると、自分でお茶をグラスに注げるようになります!!

出産・育児について

ピッチャーは、
・子どもの手に合った大きさ
・重すぎない
・割れにくい
上記の点に気を付けて選んで下さい。

我が家では、ミルクピッチャーを使っていました。

小さな子ども達は、ピッチャーの中身を全てグラスに注ぎます。
入れ過ぎや、零れてしまうことを防ぐため、
ピッチャーの中には、少量の飲み物を入れます。
少量だと、零れてしまっても、お母さんもあまり腹が立たないですしね♪

「お茶を注ごうね。」
と声を掛け、子どもの前で注ぎ方を見せてあげます。
ます利き手でピッチャーの取っ手を持ち、逆の手を添えます。
グラスの端に、ピッチャーの注ぎ口を当て、
ピッチャーをゆっくり傾けます。
全て注ぎ終わったら、ピッチャーを戻します。

何度か見せてあげると、子ども達も上手に注げるようになりますよ!
お茶を飲む機会は、1日に何度もあります。
1日に何度も
「できた!」
という経験をすることで、自信と自立心がドンドン育っていくと思います。

ぜひグラスとピッチャーを準備し、
子どもの
「できた!」
を増やしてあげて下さい。


育児マイスター 磯部一恵
モンテッソーリ教育の国際免許、おもちゃコンサルタント等、子どもの育ちに関する多数の資格を保有。お母さん達に向けて「子どもの心身の健やかな成長をサポートする方法」「子育てをもっと楽しめる心の在り方」といったセミナーを企画・開催している。
1男1女の2児の母として、子どもの心と身体に寄り添った子育てを実践している。

☆セミナー開催情報等は下記URLから
http://childcare-meister.jimdo.com/

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