子どもが誰にも邪魔されず、1人で集中できる場所を作る。
このことは、子どもの精神面の成長に非常に重要です。
子どもが歩き始めたら、
遊びたいおもちゃや
見たい絵本、
お絵描きのための道具など・・・
自分で運べるようになります。
集中したい時、
心を落ち着かせたい時、
子どもにも、1人になれる場所があると良いと言われています。
居場所作りに必要なものは、
机
椅子
この2つでOKです!
机は少し重たい物を選びましょう。
子どもが掴まり立ちをしても動かない物が良いです。
そして角が丸い物。
椅子は、子どもが持ち運べる重さの物を選びましょう。
座る前に、椅子を持ちあげて引く。
席を立つ前に、椅子を持ちあげて引く。
ガガーと引きずるのではなく、持ちあげて引くことを身につけるためにも、
軽めの物が良いです。
あとは座り心地が良いもの。
机と椅子の準備ができたら、
「これは、あなたの机と椅子よ。
おもちゃで遊びたい時、
絵本を読む時、
お絵描きをする時に、
この机に持って来ようね。」
と伝えます。
最初は言葉の意味が分かっていなかったとしても、
「このおもちゃで遊ぶ?
なら、机に持って行こうね!」
「お絵描きするの?
なら、机でしようね!」
などの声掛けと、
実際に椅子に座り、机で遊んだり、絵を描く経験をすることで
「この机は私(僕)の物なんだ!」
という喜びは大きくなります。
最初の頃は、お母さんの声掛けが必要かもしれません。
しかし次第に、子どもが自ら机に運ぶようになっていきます。
「ここ(机)は私(僕)の場所!」
自分だけの場所は、特別な場所です。
子どもが机で何かをしていたら、
そっと見守るようにしましょう!
必要以上に声を掛けず、手も出さない。
子どもの集中を妨げないように。
子どもの机と椅子を置く場所ですが、
子ども部屋があるなら、子ども部屋に。
子どもが1日の多くをリビングで過ごすのであるなら、リビング内に準備してあげます。
リビングに準備する場合は、部屋の隅など、静かな位置にします。
子どもが机につき、何かをしている時、
その傍を頻繁に人が行き来していたら、集中できませんよね。
リビングの中でも、静かな位置に子どものスペースを作ってあげて下さい。