自立心が強くなってくる2歳頃。
「自分でする!」
という主張を、日常生活の様々なシーンでしてくるようになります。
「自分でする!」
と言っても、まだまだ難しいことも多く
「自分ではできないでしょ!?」
と言いたくなることもあります。
しかし、この時期に”自分でする”経験を多くしていくと、
自己肯定感や自立心が大きく成長します。
「自分でする!」
と、子どもが言ってきた時は
「チャンス!」
と思えるようになると良いですね。
さて
”歯磨きを嫌がってさせてくれない”
というご相談も多く頂きます。
歯磨きの時、お母さんの膝枕でする方も多いと思います。
しかし、この恰好を嫌がる子どもも多いのです。
膝枕で歯磨きをする時は、子どもに手鏡を持たせてあげると
”今、お母さんがしていること(自分がされていること)”
が分かり、安心します。
そして1歳半頃からは”自分で歯磨きができる”ようになります!
と言っても、勿論大人のように綺麗に歯を磨くことは難しいです。
歯ブラシは歯を磨くものであると理解し、
喉の奥に歯ブラシを突っ込むことなく、歯ブラシを口の中で動かすことができるようになります。
お子さんによっては、歯ブラシを口の中に入れて噛んでいるだけ、ということもあると思います。
でも”自分で歯磨きをしている”と子ども自身が思っていることが大切!!
歯磨きを嫌がる・・・
自分でする!
と言い始めたら、ぜひ歯ブラシを渡してあげてください。
子どもが自分で歯磨きをする時に必要な物は
・子どもサイズのコップ
・子どもの歯ブラシ
・子ども用の歯ブラシスタンド
・タオル
です。
子どもが自分で取れる場所、もしくは踏み台を使えば取れる場所に準備してあげて下さい。
歯磨きは一緒にして、歯ブラシの動かし方をゆっくりと見せてあげて下さい。
大人の通常の動きは、子どもには8倍速位の速さで見えるそうですので、可能な限りゆっくりと見せてあげて下さいね。
1人で上手に歯磨きができるようになるまでには、とても長い時間がかかります。
まずは歯磨きを自分でするという習慣づけのために、
そして自立心を育てるために始めてみて下さいね。