家庭の中にお花があると、ぐっと豊かな生活になります。
お花の色は目を楽しませてくれ、香りは鼻を、そして季節を感じることができます。
ベランダやお庭でお花を育てるのも、とても素敵だと思います。
そこまでは・・・という方は、季節のお花を定期的に花瓶に活けてみて下さい。
お花は購入したものは勿論、お散歩の途中で見つけた物でも構いませんよ。
お店で購入する時は、季節のお花であるかを少し気を付けて、
お母さんや家族の好きな花や、お子さんが自分で選んだお花なんかも良いと思います。
お花を選ぶ時、お花を1つずつ指さして
「ききょう ききょう ききょう」
と、お花の名前を伝えてあげると良いと思います。
道端で見つけたお花を摘んで帰る時も、お花の名前が分かれば、その場で伝えてあげて下さい。
お花の色を伝えたり、一緒に香りを確かめたりするのも良いと思います。
そして、そのお花をお子さんに活けさせてあげて下さい!
個人差はありますが、1歳半頃のお子さんから、お花を活けることはできますよ。
準備するものは
・お花 (活けやすいように短くカットしたもの)
・小さな花瓶 (ガラス製など透明で、中のお水の量が確認できる物がお勧めです)
・小さなピッチャー
・ジョウゴ
・小さな花瓶敷き
以上です。
小さな花瓶、小さなピッチャー、ジョウゴや花瓶敷きなどは100円均一などで購入することができます。
花瓶敷きは布製のコースターを利用すると、大きさが調度良くお勧めです。
活け方は
1.ピッチャーにお水を入れ、テーブルに着く
2.花瓶を手前に持ってくる
3.花瓶にジョウゴを入れ、ピッチャーのお水を全て注ぐ
幼い子どもは、ピッチャーに入っている水を、全て一度に1つの花瓶に注ごうとします。
その為、花瓶に入る水の量を考え、それに合った小さめのピッチャーを準備してあげて下さい。
4.ジョウゴを取り出す
5.活けたいお花を選び、花瓶に活ける
この時、お花の持ち方をゆっくり見せてあげて下さい。花の部分は持たずに、茎の部分を3本指(親指・人差し指・中指)で摘まんでいる様子が分かるように、見せてあげて下さいね。
6.左手に花瓶敷きを置く
7.花瓶敷きの上に、花瓶を右手で持って乗せる
8.子どもが花瓶を置きたい場所へ、花瓶を運ぶ
9.決めた場所に行き、花瓶敷きをまず置く。そして、その上に花瓶を置く。
お花を活ける活動は、
名称を伝えることで言語の発達を、
香りを嗅ぐという嗅覚の活動、
お花の色を観ること、知ることで色彩への興味、
優しくお花を摘まむことで、指先の洗練化を促すなど、
お子さんの様々な感覚や発達を促すことができます。
何よりお花があることで、心が穏やかになりますよね。
親子で楽しむ、生活を彩る活動として、ぜひお花を活けてみて下さい。
とっても楽しいですよ!!