お母さんが毎日している家事。
その家事は、こどもにとって非常に魅力的なもの!!
特に
「大人の社会に仲間入りしたい!!」
という思いが強くなる1歳頃からは、積極的に家事に関わろうとしてきます。
「お手伝いする!」
と言ってくる子ども。
「お手伝いではなくて、邪魔・・・2度手間になるんだけど・・・」
と思う親。
この親子間の攻防は、どこの家庭でもあると思います。
時間に余裕のある時など、無理のない範囲で、お子さんと一緒に家事を楽しんで下さい。
家事に一緒に取り組むことで、
・自立心
・自己肯定感
を育てるだけでなく
協力協調精神も身に付きます。
誰かの役に立っているという思い、
誰かと協力して何かをすることの楽しみを、家事を通して体験することができます。
今回ご紹介するのは、「洗濯物を畳む」活動。
これも毎日お母さん達がしている家事の1つですね。
まずは畳みやすい
ハンカチ
タオル
などから。
角と角をピッタリ合わせることなど、ポイントを分かりやすく伝えてあげて下さい。
ゆっくり(大人の動きは8倍速で、子どもには見えています!!)、1つ1つの動きを丁寧に、実際にして見せます。
見せた後、
「やってみる?」
と声を掛けて、子どもの挑戦を見守ります。
「できた!」
と言ってきた時
「うん。頑張ったね!」
と、挑戦したことと、できたことの喜びを受け止めてあげて下さいね。
そして
「見せてね。角はピッタリくっついてるかな?」
など言いながら、畳むときのポイントを確認していきます。
もし訂正が必用な時には
「ここの角がピッタリ合わさってないね。自分でピッタリ合わせられるかな?」
と、子どもに聞いてみて下さい。
どこがどう間違っているのか、
それを目で見て確認することは、とても重要です。
見ることで、
間違いに気が付き、
どう訂正すれば良いのかを理解することができます。
まずは畳みやすい物から始め、
上手になってきたり、
子どもの意欲が高まってきたら、
自分の物を畳む練習を始めると良いと思います。
自分の物を畳み、片づける。
これができるようになると、物を大切に扱おうとする気持ち、
自分の物への愛着が育ってきます。
また
「私は自分のことを、自分でできる」
という自尊心も育てることができます。
息子は1歳半頃から洗濯物を畳むことを一緒にしていました。
そのお蔭もあり、幼稚園年長児のお泊り保育の時、
荷物を準備する時も、
お泊りから帰ってきた時も、
リュックサックの中を見ると、洋服が畳まれた状態で入っていました。
小学生になった今も、キャンプから帰ってきた時のリュックサックの中は、
畳まれてた洋服が入っています。
現在年少の娘も、気持ちが乗った時だけですが、一緒に洗濯物を畳んでいます。
「自分でできるよ!」
という言葉を言う時の表情は、とても自信と喜びに満ち溢れています。
「自分のことは、自分でできる」
というのは大切なこと。
その思いも育ててあげたいですね。
できることを、できる範囲で。
ぜひ取り入れてみて下さい。